5W2Hのアクションプランを作るため、列に分けたホワイトボードに最後の黄色い付箋を貼る手
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5W2Hとは

5W2Hは、アクションごとに、何を、なぜ、どこで、いつ、誰が、どのように、いくらで行うかを決めるアクションプランの道具です。よいアイデアを、担当者と期限のある具体的な行動に変えます。

名称は英語の問いに由来します。What、Why、Where、When、Who(5つのW)と、How、How much(2つのH)です。5W1Hに、費用を問う「How much」を加えたものが5W2Hです。

7つの問い

問い決めること
何を(What)行動
なぜ(Why)理由と期待する結果
どこで(Where)場所
いつ(When)期限
誰が(Who)担当者
どのように(How)方法と手順
いくら(How much)費用

記入例

説明用の例で、数値は説明のために作ったものです。

問い記入内容
何を3号射出成形機にパラメータ確認リストを導入する
なぜバリの発生率を4%から1%に下げる
どこで3号射出成形機
いつ11月30日まで
誰が製造の班長
どのようにリストを作成し、3シフトの作業者を教育し、毎日監査する
いくら8万円(教育費と印刷費)

このアクションは、特性要因図(石川図)による分析から生まれたものです。分析では、パラメータの標準がないことがバリの真の原因とされました。

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手順

  1. 問題と目標を定義します。
  2. アクションごとに7つの問いに答えます。
  3. プランを表にまとめ、1行を1アクションにします。
  4. 担当者と期限をチームで確認します。
  5. 実行します。
  6. 短い定例の打ち合わせで進捗を確認します。
  7. 結果を分析し、プランを調整します。

PDCAや特性要因図との関係

PDCAでは、5W2HはPlan(計画)の仕上げにあたります。特性要因図(石川図)となぜなぜ分析で原因を特定したあと、確認された原因ごとにアクションへ落とし込みます。A3レポートでは、対策の欄に5W2Hのプランが入ることがよくあります。どの問題から取り組むかを選ぶときはパレート図を使い、改善を習慣にするにはカイゼンの記事も参考になります。

プランを前に進めるコツ

よくある失敗

よくある質問

5W2Hとは何ですか?

アクションごとに、何を、なぜ、どこで、いつ、誰が、どのように、いくらで行うかを答える計画の道具です。

5W2Hは何の略ですか?

What、Why、Where、When、Who(5つのW)と、How、How much(2つのH)です。

5W1Hと5W2Hの違いは何ですか?

5W2Hは、アクションの費用を問う「How much」を加えたものです。

5W2Hはいつ使いますか?

問題解決、改善の進め方の整理、プロジェクトの立ち上げ、責任の割り当てに使います。

5W2HとPDCAの関係は?

原因が特定されたあと、Planにあたるアクションを具体的に書き出すために使います。

参考文献

  1. TAGUE, N. R. The Quality Toolbox. Milwaukee: ASQ Quality Press.
  2. ISHIKAWA, K. What Is Total Quality Control? The Japanese Way. Englewood Cliffs: Prentice Hall.
  3. SHOOK, J. Managing to Learn. Cambridge, MA: Lean Enterprise Institute.

特記のない限り、参考文献は英語です。

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Vagner Soaresの写真

著者について

Vagner Soares

リーン生産・行動マネジメントの専門家

自動車・金属機械産業(GMおよびDana)で20年以上の経験を持ち、2006年からリーン生産を実践。SENAIの講師、ブラジルの生産性向上プログラム「Brasil Mais Produtivo」のメンターとして、50社以上でコンサルティング・研修・監査を行い、品質・生産性・人材育成を結び付けている。